やがて、A氏もテキサスホールデム・ポーカーのテーブルを離れキャッシャーのところへ向かう途中、ついさっきまで一緒にプレーしていたアロハシャツのおじさんに行き合いました。気になっていたものですから、簡単な自己紹介と、相手の素性を尋ねてしまいました。
「いやぁ彼の気楽な調子に巻き込まれたのかなぁ、彼にどこから来たのか訊ねたのさ、そしたら何てことない調子で、ラスベガスに住んでいるって言うじゃないか。で、旅行者とばかり思っていたよ、と言ったところ、分かってるって、と言うのが彼の答えさ。勝負相手に地元の人間とは思われたくないもんね、というのが彼の答えだったんだよ。」
さて、ポーカーテーブルに着席してテキサスホールデムのプレーヤーが5人いるとすると、あるいは5人以上いてもかまわないのですが、次のようなクラス分けができるはずです。みんなの食い物(fish)、脇を固めた弱虫(weak-tight player)、マニア(maniac)、頑固者(rock)、そしてとにかく強気なプレーヤーです。
まずは自分のプレースタイルが本来どんなものであるのか、これを捉えておかねばなりません。その上で、テーブルについたほかのプレーヤーのスタイルを予測する、ここから本当の勝負が始まります。
ただ、決して忘れないように。この文章と同様に、敵はホントの自分を偽ってプレーしているかも知れません。次回さらに詳細を説明いたしましょう。
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